協議離婚のメリットとは?

一言でいうと、私は「無用な争いを避けられること」だと思います。

離婚問題は、本当に十人十色。
それぞれの場合を、画一的に法律に当てはめるだけでは、決して納得のいく解決にはならないのです。

例えば、親権の問題。

たいていは、母親でおさまるのですが、中にはどうしても親権を譲らない父親もあります。
どうしても、話し合いがつかなければ、裁判をおこすことになります。

その裁判とは、いかに相手方が親権者としてふさわしくないか、という主張の応酬です。
実は、ああだった、こうだったと、ウソかマコトか、相手方から次々と聞かせられるのは、耐えがたい苦痛です。

いつか裁判は終わります。
でも、争いは本当に終結するのでしょうか。

夫婦は離婚で終わります。
でも、親子は一生続くのです。

そこまで徹底的にやりあったと、子どもの父・母として、交流が続けられるのでしょうか。

法律や裁判で、人の心は救えない。
逆に、人の心に深く大きな傷を残す事もあるのです。
もうひとつの典型的な例が住宅ローンの問題です。

夫がローンを組んだ。
今売却しても、ローンだけが残る。
できれば、子どもと妻が住み続けたい。
でも、妻がローンを組みなおすことは、金融機関が納得しない。

このようなケースでは、裁判所がどう結論を出そうと、その実現が困難です。

実現が困難なので、裁判所では解決できないのです。
離婚問題を多く扱う弁護士さんたちのフォーラムに参加したことがあります。
弁護士さんたちもまた、この問題に悩み、苦しんでおられました。

中には、法的解決を求めるべケースもあるでしょう。
しかし、最初から話し合いで解決していたら・・・。

「親権が欲しい」「慰謝料が欲しい」

その言葉の裏にある心を満たし、なおかつ相手方もそれならと喜んで受け入れられる協議離婚を、私は常に目指していきたいと思っています。

このエントリーをはてなブックマークに追加